県議会本会議の結果について

千葉県議会 本会議を傍聴下さった皆さま、有難うございました。

結果は、不採択でした。

これは、私たちが提出した『新井総合施設(株)第Ⅰ処分場の漏えい事故の原因究明と解決を求める請願』に賛成できない、又、実現不可能であるという意思決定を県議会が行ったということになります。

今回、皆様からの署名と請願をかずさ4市と県に提出する過程で、この産廃問題はひとつの事業者(新井総合)の問題ではなく、政治によるしがらみが根深く関わる問題なのだということを実感いたしました。

まだまだこれから、東京高裁での訴えや行政裁判が続きます。

熱海の土砂災害で、山を削ることのリスクに注目が集まる中、今日も私たちの水源地の山は削られ、産廃処分場は拡張しています。

私たちがこのことを諦め、関心を持たず、自分には関係ないと見て見ぬふりを続ければ、事業者の方々にとっても、それを推進する政治に携わる方々にとっても都合が良いでしょう。そうやって膨れ上がったツケを、今の子どもたちが払っていくことになるのです。

とはいえ、「拡張反対!」と、拳を上げ続け、怒りを持ち続けるのはとても苦しいことです。この問題に向き合っている人たちは皆、自然を愛し、敬う、優しい方ばかりだからです。

事業者や行政とのやり取りと並行して、「山を削り産廃を拡張なくても良い未来をつくるためにはどうしたらいいのか?」「なぜ自然環境が大切なのか?」「雨はどうやって山に染み渡り、循環するのか?」などを知る勉強会を開いたり、子どもたちと一緒に考えていく機会を作る活動もしていきたいと思っています。

引き続き、心をお寄せいただければ幸いです。いつもありがとうございます。

0コメント

  • 1000 / 1000